しみ抜き事例

1年ほど前に付いたパンツの泥汚れ

泥汚れは様々な成分を含まれた汚れなので、さらに繊維に入り込んでしまうと除去が困難な汚れの一つです。
不入流基本処理の油水同時処理後、残った粒子を活性剤を塗ってブラッシング後に洗浄して除去しました。


   


ワイシャツに付着したインク

ポケットにポストイットを入れたまま洗濯してしまい、インクが染み出てしまったようです。
油性処理後、色素を除去する薬品を使い、薄く残ったインクを漂白処理しました。

   


泥汚れが付着した足袋

足袋・靴下などは着用している間に、汚れが生地に擦り込まれてしまうため、汚れを除去することは容易ではありません。
油性処理後に活性剤を付けてブラッシングして、除去しました。

   


ニット

原因不明のしみ
食べこぼしが酸化してしまったものとも思われます。
漂白処理を行いしみを除去しました。

  


バスローブ

原因不明の古いしみとの事で、持ち込まれたもの
しみの色味から血液と仮定して、血液に有効な水性処理を実施しましたが、反応は見られず
さび付着の可能性が高いと判断。さびを落とす中和剤にて複数回処理して除去しました。

   


ワインをこぼしたクッション

洗濯表示が無く、クリーニングをすると型崩れなどのリスクがあるクッションですが、リスクをご了承の上でお客様からお預かりしました。
まずは、ワインのしみ除去に有効な色素除去剤で処理したが、少し残ってしまいました。
その後、色落ちのテストと型崩れの安全確認を行ったうえで、漬け込み漂白を実施し、色落ちや型崩れもなくしみを除去できました。
しみ除去のあとは、型崩れしないように、手洗いにて洗浄を行いました。

   


カレーをこぼした子供服

カレーはターメリックやウコンなどの色素と、他の食材の成分や油も含めれているため、2つのしみ抜き処理が必要です。
まずは油性・水性の同時処理にて色素以外のしみを除去。その後色素除去剤で処理後に漂白処理・中和を数回繰り返して処理しました。
カレーに含まれるターメリックやウコンなどの黄色いしみは非常に落ちづらく、少々リスクのあるしみ抜き作業が必要です。
今回は衣類が白い生地だったため、色抜けの心配はなかったのですが、色のついた生地だと色が抜けてしまう可能性があります。
もし付着してしまった場合には、ご家庭では処理せずにクリーニング店に持ち込まれることをお奨めいたします。

   

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